動画編集にマイクロソフトが提供していたムービーメーカーを使用していたという方は多いのではないでしょうか。カット機能やテロップ入れ、BGMの追加やトランジションなどの動画編集の基本機能が備わっている上にWindowsパソコンに標準装備されていたので、多くの動画編集者に愛用されてきました。
しかし、2017年にサポートが終了してしまいました。
現在、主流になっているWindows10では、ムービーメーカーは使えません。これまでムービーメーカーを使用していたのに、パソコンの買い替えやWindowsのアップデートにより使用できなくなってしまった方はどうしたらいいのでしょうか。
そこで本記事では、Windows10・11で使えるムービーメーカーの代替ソフトをご紹介します。
編集部厳選!おすすめムービーメーカーの代替ソフト
\オススメ/ Filmora | \コスパ抜群/ Power Director 19 Ultra | \初心者向け/ Adobe Premiere Elements |
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8,980円(税込) | 12,980円(税込) | 19,580円(税込) |
MacOS /Windows | MacOS/Windows | MacOS /Windows |
公式HP | 公式HP | 公式HP |
Windowsムービーメーカーとは
Windowsパソコンに標準装備されている複数のソフトウェアで構成されたWindows Essentials(ウィンドウズエッセンシャル)というパッケージがあります。ムービーメーカーはその中にあるソフトの1つです。
無料でありながら動画編集における基本的な機能を備えていたムービーメーカーは多くのWindowsユーザーの方から愛用されていました。
Windows Vista以降、標準装備ではなくなりましたが、マイクロソフトのサイトから無料ダウンロードできました。
Windowsムービーメーカーはなぜなくなった?
ムービーメーカーが含まれているソフトウェアパックのWindows Essentials(ウィンドウズエッセンシャル)は、2017年に無料配布・サポートを終了しました。
提供しているマイクロソフト社からは詳しい理由は発表されていません。今後のムービーメーカーが新しくリリースされるかどうかも未だ不明なままです。
現状では、初期装備でムービーメーカーが導入されている古いOSのパソコンを手に入れるしか、ムービーメーカーを使用できる方法はありません。
安全と謳っているWindowsムービーメーカーのダウンロードサイトに注意
Windowsのムービーメーカーのサポートはすでに終了しています。マイクロソフトの公式HPでも正規品は提供されていません。しかし、現在でもムービーメーカーをダウンロードできると称しているサイトが存在します。
このようなサイトは、ムービーメーカーをダウンロードできると称して、個人情報を抜き取る悪質なサイトの可能性がありますので危険です。
安全と記載されていてもアクセスしないようにしましょう。
【無料】Windows10・11で使えるWindowsムービーメーカーの代替ソフト
ムービーメーカーが使用できなくなってしまい、無料で動画編集ができるソフトを探している方の為に、Windows10・11で使えるムービーメーカーの代替えソフトをご紹介します。ここでは無料で使えるソフトを2つ挙げます。
ムービーメーカー以外にも動画編集に必要な基本機能を備えながら無料で使用できるソフトは多数あります。それらの中から下記の選考基準で選んでいますので、ソフト選びの参考にしてください。
- 利用者の多さ:使い方がわからないときに調べやすい
- 使いやすさ:ムービーメーカーのような使いやすいデザインが採用されている
- 機能の多さ:クオリティの高い動画が作成できる
フォト
名称 | フォト |
価格 | 無料 |
体験版 | × |
対応OS | Windows |
動作環境 | Windows10以降のOS |
主な機能 | ・動画のカット ・テロップ、BGMの追加 ・フィルター機能 |
公式HP | 公式HP |
Windows10から標準搭載されている写真管理ソフト兼動画編集ソフトです。ムービーメーカーの後継ソフトと言われていますが、動画編集専門のソフトではない為、できることは少ないです。
例を挙げると、動画の一部のシーンをぼかしたり(モザイク)、テロップを好きな位置に移動することはできないです。また、別の音声を上書きしたり、明るさの調整なども出来ません。
複雑な編集には向いておらず、複数の動画を組み合わせて1つの動画にしたり、BGMを挿入するだけなど簡単な動画編集に向いているソフトです。
AviUtl
名称 | AviUtl(エーブイアイユーティル) |
価格 | 無料 |
体験版 | × |
対応OS | Windows |
動作環境 | ・Core i5以上 ・メモリ8GB以上推奨 |
主な機能 | ・動画のカット ・再生スピードの調整 ・エフェクトの追加 |
公式HP | 公式HP |
AviUtlは「KENくん」という方が個人で開発した動画編集ソフトです。無料ソフトの中でも拡張性が高く、自由度が高いソフトです。しかし、ここ2年程アップデートが行われていません。
操作に慣れるのに時間がかかると言われ、GPUに対応していないので重たくなりやすいという欠点があります。1997年に開発され歴史が長いソフトの為、ネット上に情報が多く、トラブルの際にちょっと検索すれば大抵のことは解決出来ます。
【有料】Windows10・11で使えるWindowsムービーメーカーの代替ソフト
ムービーメーカーの代替ソフトは無料のソフトでも対応可能ですが、複雑な編集やクオリティーを求めるならば、有料ソフトの使用も視野に入れるべきです。
有料ソフトは、機能や期間を制限した無料体験版があるので、それで試してみて、自身に合うと感じたら購入するといった買い方ができます。ここでは、Windows10・11で使えるWindowsムービーメーカーの代替ソフトを有料ソフトの中から3つご紹介します。
ソフトの選考基準は下記の通りです。
- 利用者の多さ:使い方がわからないときに調べやすい
- 使いやすさ:ムービーメーカーのような使いやすいデザインが採用されている
- 機能の多さ:クオリティの高い動画が作成できる
Filmora13
名称 | Filmora13 |
価格 | ・年間プラン6,980円/年 ・永続プラン8,980円 |
体験版 | 有り(書き出し動画にロゴが入る) |
対応OS | Windows、MacOS |
動作環境 | Windows Intel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHzまたはそれ以上。(HDおよび4KビデオにはIntel第6世代以降のCPUを推奨) メモリ最小限4GB(HD または 4K動画の場合は、8GB以上が必要) MacOS Intel i5以上のマルチコアプロセッサ、2GHzまたはそれ以上。(HDおよび4KビデオにはIntel第6世代以降のCPUを推奨、 Apple M1も対応) メモリ最小限8GB(HD または 4K動画の場合は、16GB以上が必要)。 |
主な機能 | ・カットやテロップ追加などの基本機能 ・オートモンタージュ ・モーショントラッキング |
公式HP | 公式HP |
編集画面も見やすく、簡単な操作で動画編集ができる初心者におすすめな動画編集ソフトの定番の1つです。カットやテロップ追加などの基礎的な機能に加えて、無料ソフトにはない便利な機能が多数備わっています。
その中の1つがオートモンタージュ機能です。この機能は動画クリップを複数選ぶだけでBGM・エフェクト・カット編集を自動で行います。Instagramなどのショート動画を作成する際に役立ちます。
また、人物やモノの動きを追尾してくれるモーショントラック機能は、ぼかし処理などを施す際に便利です。
他の有料ソフトと比較して、低価格な点も魅力です。
\ Filmoraは公式での購入が一番おトク /
PowerDirector Ultra
名称 | PowerDirector Ultra |
価格 | 12,980円(税込) |
体験版 | 有り |
対応OS | Windows |
動作環境 | Intel Core™ i シリーズ 以上。 AI 機能の使用は Intel 第4世代 (Haswell) Core i プロセッサー Core i7-4770 (Core、Xeon ブランドのみ)以上。 メモリー4GB 以上 (8GB 以上推奨)。 NVIDIA ビデオ/オーディオ ノイズ除去、ルームエコー除去には 8GB 以上が必要です。 |
主な機能 | ・カットやテロップ追加などの基本機能 ・ビデオコラージュデザイナー |
公式HP | 公式HP |
先ほど紹介したFilmoraと同じく、動画編集初心者でも簡単に扱える動画編集ソフトです。最低限のPCスペックで動かすことができる仕様になっています。
カットやテロップ追加などの基本的な機能はもちろんのこと、複数の動画や画像を1つの画面に表示させることができるビデオコラージュデザイナーの機能を使って、凝った動画を作ることもできます。
MXF形式やMOV形式の動画も読み込めないので、GoProなどのカメラやiPhoneなどで撮影した動画を読み込むことができないので注意してください。
\ PowerDirectorは初心者におすすめ! /
Adobe Premiere Elements
名称 | Adobe Premiere Elements |
価格 | 19,580円 |
体験版 | 有り(30日の期間制限) |
対応OS | Windows、MacOS |
動作環境 | ・Windows Microsoft Windows 10 バージョン 2004 以降(バージョン 21H1 を推奨)。64 bit バージョンのみ。Windows 7 および Windows 8.1 はサポートされていません 8 GB の RAM ・MacOS Intel 第 6 世代以降のプロセッサー macOS 10.15 または macOS 11 8 GB の RAM |
主な機能 | ・カットやテロップ追加などの基本機能 ・クイック編集 ・ガイド付き編集 |
公式HP | 公式HP |
Adobe Premiere Elementsは買い切りできる動画編集ソフトです。「AdobePremierePro」ほど多機能ではないですが、動画編集初心者にとって便利な機能があります。
その中の1つが編集画面を簡略化し、初心者でも簡単に編集作業を行うことができるクイック編集という機能です。また、ガイド付き編集というチュートリアルで実際に操作をしながら動画編集に慣れていく機能もあります。
ガイド付き編集は、特定の編集作業を実行するための一連の手順を順番にガイドしてくれます。ガイドは編集画面に組み込まれて表示されるため、非常に見やすいです。
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ムービーメーカーに代わるソフト5選まとめ
ここまで、ムービーメーカーの説明から始まり、なぜ無くなったのか、そして、ムービーメーカーの代替ソフトを無料・有料それぞれ合わせて5つご紹介しました。
ムービーメーカーとは、Windowsに標準装備されていた、無料の動画編集ソフトです。2017年にサポート終了し、後継ソフトとしてフォトが導入されましたが出来ることが少ないです。
サポートを終了した理由については、未だに詳しい理由は発表されていません。
現在でも、ムービーメーカーをダウンロードできるサイトが存在していますが、ダウンロードと称して個人情報を抜き取る悪質なサイトもあるので、安全と記載されていてもアクセスしないようにしましょう。
ムービーメーカーの代替ソフトは無料ソフトでも対応できます。しかし、動画編集に慣れてきたら高度な編集に挑戦したくなっても無料ソフトでは厳しくなります。動画編集を長く続ける予定だったり、動画編集を仕事にしたいと考えている人は、有料の動画編集ソフトを使えるようになった方が良いので検討してみてはいかがでしょうか?
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