エックスサーバーが 2017年1月11日に、アクセス解析「X Analyzer」の機能をリニューアルし、名称も変更しました。また、これまで「X Analyzer」と一緒に利用できていた「Awstats」の提供を 2017年1月18日を持って終了します。
今後は「アクセス解析(X Analyzer)」の名称を、単に「アクセス解析」とするとのこと。そして、現在利用できる「アクセス解析(X Analyzer)」版も、2017年3月8日には利用できなくなります。
現時点では、「Awstats」・「アクセス解析(X Analyzer)」・(新)「アクセス解析」の 3つのいずれもが利用できる状態です。
今回は、「Awstats」・「アクセス解析(X Analyzer)」との比較を中心に、エックスサーバーの新「アクセス解析」機能をレビューしてみたいと思います。
・レンタルサーバーの管理画面とその他の機能
・レンタルサーバーのログ解析ツール(アクセス解析ツール)比較
エックスサーバーの新アクセス解析は見やすい!
今回のエックスサーバーのアクセス解析のリニューアルですが、実はこれまで提供していた「アクセス解析(X Analyzer)」をビジュアル的に見やすくした、というだけです。
特に機能や表示項目が増えたりしたわけではないのですが、これが非常に見やすい!
「X Analyzer」は、レンタルサーバーのログ解析ツール(アクセス解析ツール)比較で説明しているように、サードパーティ製のアクセス解析ツールである「Webalizer」をアレンジしたものです。
元の「Webalizer」と比べるとずっと見やすいのですが、それでもデザイン的にはシンプルというか、オールドファッションな感じが否めません。
しかし、今回リニューアルした新「アクセス解析」のデザインは以下のような感じで、デザイン的にもエックスサーバーの公式サイトとの統一感も感じられる、素敵なデザインになっています。
上記はトップページのイメージですが、ページによっては円グラフなども導入され、感覚的にも情報を把握しやすいようになっています。(以下はブラウザ別のアクセスページ)
ちなみに、元になっている「Webalizer」のデザインはこんな感じ。
見てのとおり、これまでの「X Analyzer」でも、上の「Webalizer」と比較すると十分見やすいのですが、さらに見やすく、使いやすくなったわけですね。
なお、今現在、アクセス解析へ遷移するためのサーバーパネル(コントロールパネル)の画面は以下のようになっており、3つのアクセス解析ツールをすべて見ることができるようになっています。
今後は、まず1週間後に「Awstats」の項目がなくなり、さらに「(旧)X Analyzer」の項目もなくなって、最終的に新しい「アクセス解析」のみが残る形になるのでしょう。
エックスサーバーがアクセス解析をリニューアル・旧アクセス解析を終了まとめ
以上、ざっと概要だけでしたが、新旧アクセス解析のデザイン比較などをしてみました。
レンタルサーバーのアクセス解析機能は、メインで Webサイトの分析に使う人は多くはないと思いますが、簡単な情報をチェックしたり、サーバーのエラーや負荷状況などをチェックしたりするのには向いています。
そのため、やはり見やすかったり、使いやすかったりしたほうが当然いいわけですが、おそらくあまり使われることが多くはないので、レンタルサーバー会社側もあまり力を入れることはないと思います。他社もほとんどが、サードパーティ製のものを若干見やすくした程度で提供しています。
その点、常にユーザーのことを考えて、こういった細かい機能もより良くしていこうとするエックスサーバーの姿勢は素晴らしいですね。