法人向けで高評価!CPI「シェアードプラン SV-Basic」を独自視点で検証・評価レビュー

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[検証・評価]CPI「シェアードプラン ACE01」は高性能・多機能が評判!

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日本の大手電気通信事業者である、KDDI株式会社。その子会社である、株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズが運営する CPI の共用サーバーが、 この「シェアードプラン SV-Basic」(旧:シェアードプラン ACE01)です。

KDDI ウェブコミュニケーションズは 1987年の設立後、ホスティング事業も1997年から開始しており、すでに20年以上の実績がある老舗の一つです。また、簡単にホームページを作成できるサービスである 「Jimdo」 やクラウドサービスの 「CloudCore VPS」 なども提供しています。

また、日本におけるホワイトハット SEO の権威であり、ネットビジネスユーザーに広く普及している WordPress テーマ「賢威」の提供元である株式会社ウェブライダー代表の松尾氏も CPI を愛用しています。(ウェブライダー代表の松尾氏による CPI のコラムより)

ウェブライダー松尾氏のCPIコラムより

CPI の「シェアードプラン SV-Basic」はこんな人におすすめです。

・KDDI という大手企業の安定したサーバーを長く利用したい人
・サイト制作会社などでテストサーバーを簡単に構築したい人

ここでは CPI「シェアードプラン SV-Basic」魅力を、独自に調査した内容をもとに、詳しくレビューしていきます

目次

CPI「シェアードプラン SV-Basic」の評判

「シェアードプラン SV-Basic」の評判を Twitter で探してみました。

まだ、旧「シェアードプラン ACE01」の口コミも含まれていますが、なかなか評判はいいようです。

有名企業のレンタルサーバーを使いたい層(企業)にはKDDIグループであるCPIをオススメするのが良いと思う。
NT○とか○塚商会とかキ○ノンとかを使うよりは比べものにならないレベルでオススメ。

よつばデザイン後藤 あんこ好き (@428design) 2019年8月22日

ステマみたいになってしまうけれど、CPIのACE01を使うと他のレンタルサーバーって使うのがホント面倒臭くなる。ステージングサーバー/プロダクションサーバー、SmartRelease、バックアップ。この3つの機能は私にとってはなくてはならないものになっている。

大月茂樹 / 中小企業のウェブ集客の悩みを解決、業績アップへと導くプロ(相談役) (@ohtsuki2843) 2018年5月29日

CPI「シェアードプラン SV-Basic」の特徴とメリット

KDDIブランドの高い信頼性と安定性

ネットビジネスにレンタルサーバーを利用する場合、最も重要なのが、この安定性

CPI は転送量が無制限であるうえ、SLA(品質保障制度)にて稼働率 100% を 保証しています。「SLA」はサーバーの稼働率が 100% を切った場合に、その割合に応じて返金を行う制度ですが、他社と比較しても返金率が高いので、それだけ安定性に自信があることがわかります。

また、一般的な共用サーバーは 1台の物理サーバーの中にユーザーごとの領域を作成し、提供します。つまり、複数の Webサイトを作成しても、すべて同じ物理サーバーの中に配置されるため、その中の 1つの Webサイトにアクセスが増えると、その分他のサイトの表示にも影響を与えます。

しかし、CPI の場合は、サーバーの負荷軽減を行うために、ユーザーがマルチドメインを取得すると、初期ドメインとはの別のサーバーにデータを配置します。その後もドメインを追加するたびに、各サーバーの負荷状況を確認しながら、別のサーバーに分散して配置していくため、各サーバーの負荷を平準化することができ、他のユーザーだけではなく、自分自身が構築した他のサイトの影響も受けにくくなっています。

さらに、Webサーバーとメールサーバーは物理的に分離しているため、Webサイトへのアクセスが集中したとしても、ビジネスに非常に重要なメールの運用に影響がでることもありません。

実際に、当サイトによる安定性の調査においても、高い安定性を示しています。また、総合ではさらに上位に位置しているサーバーの場合でも、安定性と応答速度のどちらか片方が低い傾向がありますが、CPI はどちらも安定して上位にいますので、バランスが非常にいいサーバーだということがわかります。

高速化プロトコルHTTP/2を採用。PHPの処理も高速で超安定

ネットビジネスにおいては、サイトの表示速度も非常に重要です。「シェアードプラン SV-Basic」では、新たに高速な Web表示が可能な HTTP/2 を導入しています。

また、CPI の場合、処理パフォーマンスが高いだけではなく、安定もしています。

PHP benchmark という PHP の処理速度をチェックするツールを利用した調査の場合、ほとんどのサーバーでは実行するたびにある程度のブレが出ましたが、CPI は何度実施しても、最大でもたったの 1ms(ミリ秒)しかブレが出ませんでした。(他のサーバーは平均で 27msのブレ)

ブレが最も少ない CPI での PHP Benchmark 実施結果

※旧「シェアードプラン ACE01」のデータ

複数の収容サーバーでも全く同じ結果が出たので、サーバー毎の平準化がしっかり図られていることの証とも言えるでしょう。

CPI 最大のメリット!テストサーバー+バックアップサービス「SmartRelease(スマートリリース)」

CPI の最大の特徴と言えば、この SmartRelease(スマートリリース)

このスマートリリースは、「(ウェブ)制作者を超ラクにする」をコンセプトにした次世代サーバーツールで、以下の 3つの機能を無料で利用できます。

  • 公開サイトのデータをテスト領域にコピー
  • テスト環境構築+公開サイトに簡単にアップ
  • 二つの領域のデータをバックアップ
CPIのスマートリリース機能(テストサーバー)

この機能を利用することで、テストサイトの構築、テストサイトの簡単公開、公開サイトのバックグラウンドでの修正などが容易に行えます。

この機能で最もメリットを得られるのは Web製作会社だと思いますが、一般企業であっても、公開サイトと同じ環境でサイトの修正ができたり、リニューアルの準備が行えるのは大きなメリットになります。

テストサーバーがない場合は、主にローカル PC 上に XAMPP といったツールでサーバー環境を用意するやり方がメジャーです。

しかし、この方法では XAMPP の環境構築から、データの修正、本番環境へアップするまでに、非常に多くの手間がかかります。そこで、このスマートリリースのような環境があれば、かなりの時間と手間の節約になります。

また、スマートリリースにはバックアップの機能もあり、Webサイト・データベースともに 30世代までを自動や手動でバックアップできるほか、データの復元(リストア)も無料で行えます。

このバックアップ機能は非常に細かい設定が可能で、以下のようなことが可能です。

  • 自動バックアップの日時設定
  • バックアップファイルの指定
  • バックアップデータをさらにzipで簡単にローカルにバックアップ

単なるバックアップシステムと考えても、非常に多機能で、便利なツールと言えます。

無料SSL 証明書や WAF などのセキュリティ対策もばっちり

近年 Webアプリの脆弱性を狙った攻撃が非常に増加していますが、CPI では SQLインジェクション・クロスサイトスクリプティングなどの攻撃を感知する WAF(Webアプリケーションファイアウォール)が利用できます。(株式会社ジェイピー・セキュアの SiteGuard Lite)

また、オプションにはなりますが、サイトの改ざん対策として、マルウェアの診断機能も利用できます。

SSL 証明書も無料のもの(「CPI SSL」- セコムトラストシステムズ社のもののようです)が提供されるようになりました。(※ 主契約ドメイン)

もちろん、シマンテック、セコム、ジオトラストなどの大手法人向けの EV証明書を含めた、各種 SSL 証明書が取得でき、すべてのドメインに対して独自SSL の設定が可能です。

また、第三者のセキュリティ診断をクリア(グループ内のセキュリティ基準、国際基準OWASP「ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)」に適合)など、非常に高いセキュリティ対策が施されていますので、安心して利用できます。

共同作業に最適な管理画面の分散

「シェアードプラン SV-Basic」では、Web 領域用、メール領域用と管理画面を分離して利用することができます。

これにより、Web 用の管理画面は Web 制作会社が、メール用の管理画面は運用している会社が利用することができるため、制作会社に社内機密を含んだメールを見られたりするような心配がありません。

また、管理画面を分けることにより、サーバー負荷も抑えることができます。

手厚いサポート環境

CPI のサポートは、平日の電話およびメールサポートがあり、メールサポートでも、平日の営業時間内の問い合わせに関しては、当日内に返信がもらえます。(調査等が必要な場合は、一次回答だけの場合もありました)

また、オプションではありますが、24時間365日の電話・メールサポートを受けることも可能です。大手企業で、法人向けのサービスを提供しているレンタルサーバー会社の場合、多くは平日のみのことが多いため、オプションとはいえ、24時間サポートを受けられる体制が整っているのは、大きなアドバンスと言えます。

お試し期間に加え、返金保証まである

CPI「シェアードプラン SV-Basic」には20日間の返金保証もあり

CPI には 10日間のお試し期間があるにも関わらず、さらに20日間の全額返金保証もあります。

共用サーバーでは、お試し期間か返金保証のどちらかしかないことがほとんどですが、CPI の場合は 10日間じっくり試した後にも、さらに10日間の猶予期間があるので、安心して申し込むことができます。これも自社サービスへの自信の表れでしょう。

その他にも多くの機能やサービスあり

  • グローバルIPアドレス提供(主契約ドメイン:専用/マルチドメイン:共用)
  • グループウェアの iQube+(アイキューブプラス)
  • 無料のサーバー移転代行サービス

CPI「シェアードプラン SV-Basic」の気になる点

マルチドメインには対応していないサービスがある

CPI では、「主契約ドメイン」と「マルチドメイン」で利用できるサービスが一部異なります。

「主契約ドメイン」とは、CPI を契約する際に設定する初期ドメインを指し(契約には独自ドメインが必須)、「マルチドメイン」はそれ以降に追加していくすべての独自ドメインを指します。

主契約ドメインのみに対応しているサービスの例としては、以下のようなものがあります。

  • SLA(主契約ドメインの Webサーバーのみ)
  • グローバルIPアドレス(主契約のみ専用IPアドレス)
  • 24時間365日のサポートオプション(マルチドメインは平日の営業時間のみ)
  • Active! Mail
  • マルウェア診断
  • iQube+(グループウェア)
  • サーバー移転代行サービス

上記の内容を加味すると、基本的に自社のメインサイトを主契約ドメインとして設定し、そのドメインでメールなど他のサービスの運用も行う方法がベストです。

その後に追加する独自ドメインでは、Active! Mail などが利用できないため、サブになる Webサイト運営などを目的として利用することになるでしょう。

管理画面がドメイン別に分かれている

CPI の場合、サーバーの管理画面がドメイン別に分かれており、管理画面へのログインもそれぞれ別途行う必要があります。

これは上で説明したように、負荷分散のために収容サーバーを別にしていることやセキュリティ対策が大きな原因だと思われますが、多数のサイトを構築する場合には、ドメインごとにログインしなおす必要が発生するため、やや手間がかかります。

とはいえ、ログイン画面は同じでも、管理画面がドメイン別に切り替わるレンタルサーバーは他にもありますし、初期設定を行った以降は WordPress などの CMS のログイン画面や FTP を使用する機会がメインになるになるため、セキュリティを優先すると考えると、逆に有用なシステムだと考えられます。

料金がやや高め

元々法人をメインユーザーとして想定していることもあり、初期費用や月額料金が高めです。

特に契約期間を 3か月、または 6か月とした場合、初期費用が 20,000円(税別)と共用サーバーとしては高額になるため、初期費用が無料になる12か月を一括払い以外は選びにくいと言えます。

ただ、10日間の試用期間の他、20日間の返金保証もあるので、サーバーの実力や相性などをチェックする余裕は十分あります。

その他

  • 無料の電話サポートではサーバーの基本操作に関わる内容のみ対応
  • IDS/IPS などはなし

CPI「シェアードプラン SV-Basic」のおすすめ度は?

以上のように、CPI「シェアードプラン SV-Basic」は、大手 KDDI グループならではの高い技術と、高速・大容量のネットワークに裏打ちされた、安定性とパフォーマンスに優れたレンタルサーバーです。

また、テストサーバーからワンクリックで公開できる「スマートリリース」など、非常に使い勝手のよいサービスを提供するほか、無料の SSL 証明書や高度なセキュリティ対策で、企業サイトも安心して運用することができます。

NTT など業界大手の企業が提供しているサーバーサービスの場合、一度契約すると他社に移ることもあまりないこともあってか、機能のアップデートや改善などは頻繁に行われません。

しかし、CPI は大手の KDDI 傘下ながら、ユーザーの要望にしっかり耳を傾けて、常によりよいサービスの提供を続ける努力をしていますので、大手の中では最もおすすめできるレンタルサーバーです。

CPI「シェアードプラン SV-Basic」の仕様一覧

CPI「シェアードプラン SV-Basic」のサーバースペック

スクロールできます
CPU・メモリ非公開
稼働率サービス品質保証(SLA)あり
バックボーン・ネットワーク回線非公開(2011年に8倍に増強済)
記憶媒体非公開
OSLinux
WebサーバーApache
高速化機能HTTP/2
WordPress 簡単インストール

CPI「シェアードプラン SV-Basic」の仕様詳細

スクロールできます
CPI「シェアードプラン SV-Basic」
(1プランのみ)
初期費用(税込)12か月契約の場合無料
(それ以外は 22,000円)
月額料金(税込)
(※3か月単位)
4,840円(3か月)
4,510円(6か月)
4,180円(12か月)
ディスク容量主ドメインWeb:300GB
サブドメインWeb:100GB
メール:200GB(ドメイン毎)
マルチドメイン数10個
データベース数(MySQL)MySQL 5個 / PostgreSQL 1個
メールアカウント数200個/ドメイン毎
転送量無制限
無料独自SSLあり(CPI SSLサーバー証明書)
※主契約ドメインが対象
WordPress簡単移行なし
移転代行サービスあり(基本無料、一部有料)
バックアップ機能Webサイト・データベース、共に30世代まで無料
※リストア(復元)も無料
プラン変更なし(1プランのみ)
サポート電話(平日10:00~18:00)・メール(24時間365日)
※オプションで 24時間365日の電話サポートあり
高度な機能Cron・SSI・SSH
その他の機能アクセス解析・Webメール・メールウィルスチェック・スパムフィルタ
・メーリングリスト・ファイルサーバー機能(”Get a File”)
・iQube+
お試し期間10日間
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