ネットショップを開設する方法とネットショップ向けのレンタルサーバー

本コンテンツ内で紹介するサービスの一部または全部に広告が含まれています。
ネットショップ向けのレンタルサーバー

「TECH TREND」内で記載している価格は全て税込み表記です。 本コンテンツ内で紹介するITサービスの一部または全部に広告が含まれています。正確な情報提供に努めておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。 ※このサイトに表示している広告については、広告掲載基準をご覧ください。 ※本サイトはウェブココル株式会社が運営しております。  ※当記事のご意見は、お問い合わせフォームからお寄せください。

ネットビジネスの代表格と言えば、インターネットを通して物販を行うネットショップでしょう。

ネットショップは、実店舗と比較すると固定費用が非常に少なくて済むという大きなメリットがあります。また、販売ターゲットの地域が限定されず、広くは世界中のユーザーを相手に販売を行うこともできるという魅力もあります。

今回は、ネットショップを行う方法の概要とネットショップ向けのレンタルサーバーについて書いてみたいと思います。

目次

ネットショップを開くための方法は?

インターネット上に Webサイトを設置し、ネットショップを開くためには、以下のような方法があります。

  • 1.ホームページ作成会社に依頼して作成する
  • 2.ショッピングモールやショッピングマーケットに出店する
  • 3.レンタルサーバーを借りてネットショップを開設する
  • 4.ネットショップ専用のサービスを借りる

それぞれの方法について、その概要とメリット・デメリットを見てみましょう。

1.ホームページ作成会社に依頼して作成する

ネットショップの Webサイトをホームページ制作会社に依頼して一から作成してもらう方法です。実店舗に例えると、自分で土地を探し、専門的な建築デザイナーに設計・施工を頼むようなイメージです。

メリットとしては、完全にオリジナルのものを作れますので、他にない独自性の高いサイトを作ることができます。また、専門家に依頼しますので、デザインも見栄えがよく、凝ったものにすることもできるでしょう。

一方、一から作成を依頼するため、高額な費用が発生する可能性があります。また、受注側に経験があまりなければいいものができるかどうかわかりませんし、依頼側にも知識がなければ本当によいものかどうか判断することができず、後で後悔することもあるかもしれません。

さらに、集客自体は基本的に自分で行う必要がありますので、広告費などもそれなりに必要になるでしょう。

以上のように、コストが高くなる傾向があるため、初心者にはあまりおすすめできない方法です。

2.ショッピングモールやショッピングマーケットに出店する

楽天など、すでに出来上がっているショッピングモールやショッピングマーケットに出品する方法です。実店舗に例えると、文字通り、商店街やショッピングモールに出店するようなイメージです。

メリットとしては、すでにその施設やサービス自体にお客が来ている状態なので、一から自分で宣伝を始めるよりも集客が容易です。また、ハンドメイド作品に特化した minne(ミンネ)
のような、独自性の高いショッピングマーケットの場合は、何でもありのショッピングモールよりも、より購買意欲の高いお客を効率的に集めることができます。

デメリットとしては、インターネットのショッピングモールの場合は、実店舗と異なり、ショッピングモール内での競合もそれなりに多く、強いため、宣伝費がそれなりに必要になる場合があります。また、デザインやその他の制約もあるなど、独自性を出しにくいところもあります。

さらに、規模に応じてそれなりの固定費がかかること、サービス終了のリスクがあることなども挙げられます。

3.レンタルサーバーを借りてネットショップを開設する

CMS(コンテンツマネジメントシステム)などを利用し、自分でレンタルサーバー上にショッピングサイトを作る方法です。実店舗に例えると、自分自身の手作りで店舗を作ってしまうようなイメージです。

メリットとしては、自分でサイトを作成するため安く済ませることができることと、自分の好きなように自由にアレンジできることが挙げられます。

また、ショッピングモールなどのように高額な固定費がかからず、ドメインやレンタルサーバー・SSL証明書の費用程度で済ませることができますので、非常に安く済みます。

デメリットとしては、サイト構築のためのスキルはある程度必要であること、また集客は完全に自分で行う必要があることが挙げられます。

特にスキルが低いと、あまりいいサイトが作れなかったり、トラブル発生の際に対処できない可能性もあります。一部を Web作成会社などに外注することもできるので、そういった手段も検討してみるといいかもしれません。

4.ネットショップ専用のサービスを借りる

ネットショップ専用のサービスを借りて、Webサイトを作る方法です。実店舗ではないスタイルなので例えが難しいですが、お店の集まっている界隈にあらかじめデザインが決められたものから選ぶ、プレハブ式の安価な店舗を開く、というようなイメージでしょうか。

メリットとしては、ネットショップを開くために必要な機能やサービスが簡単に使え、また費用もショッピングモールなどと比べると安価に使える点です。例えば、初心者でも簡単に Webサイトを作成できる、顧客管理やメールマガジンの発行などを連携して行える、サービス利用時の疑問点についてはサポートを利用することができるなどのメリットもあります。

また、別途集客のサポートも行ってくれたり、専門家によるアドバイスなども受けることができるところもあります。

デメリットとしては、ショッピングモールほどの集客力はないため、自力での集客力も当然必要であること、サービス内容に応じてそれなりの固定費用が発生すること、サービス終了のリスクがあることなどが挙げられます。

いずれの方法もメリット・デメリットがありますが、これからネットショップを始める人であれば、比較的費用が安くて済む 3. または 4. の方法がおすすめです。開業したネットショップのうち 80% は廃業しているということですので、最初はできるだけ費用をかけないほうがいいでしょう。

次に、この 3. と 4. の方法でネットショップを作るために必要なレンタルサーバーやサービスについて説明します。

ネットショップ向けの CMS と利用可能なレンタルサーバー

では次に、上記の「3.レンタルサーバーを借りてネットショップを開設する」で挙げた方法で、ネットショップを作る場合に利用する CMS と利用可能なレンタルサーバーについて説明します。

現在ネットショップを作成するのに使われている CMS は、主に以下の 3つです。

  • EC-CUBE:日本発のオープンソースプラットフォーム ユーザー・ベンダーが多く、プラグインも充実している
  • Zen Cart:osCommerce から派生した国産のオープンソース EC-CUBEに比べるとユーザーは少ない
  • osCommerce:ドイツで開発されたオープンソースの日本語版

いずれもインストールして使用する分には無料で利用できます。日本では、上記の中で EC-CUBE が最もよく使用されています。Web制作会社でも、EC-CUBE を利用しての作成経験があるところが一番多いようです。

CMS は、基本的にその CMS が動作するために必要な環境(WebサーバーのOS・データベース・言語など)が整っていれば利用はできます。ただ、レンタルサーバー側でも動作確認をとっていない場合は、必ず使えるとは言えません。

以下に、当サイトで紹介しているレンタルサーバーの中で、各 CMS の動作確認の状況を一覧にしました。

動作確認済みの CMS 一覧

スクロールできます
プラン名EC-CUBEZen CartosCommerce
エックスサーバー簡単インストール
カゴヤ簡単インストール
WebARENA
さくらインターネット簡単インストール
WADAX簡単インストール
heteml簡単インストール
ABLENET
ロリポップ簡単インストール
SpeeVer簡単インストール簡単インストール
iCLUSTA+簡単インストール
クローバー

「○」の項目は動作確認済み、「簡単インストール」と書いてある項目は簡単インストールが利用できるレンタルサーバーです。

上記の CMS 以外にも、以下のようなネットショップ開設に利用できるソフトがあり、レンタルサーバー側で動作確認が行われています。

  • ネットショップ・オーナーJust System が開発したネットショップ用ソフト
  • ダヴィンチ・カート:同じく Just System が開発したショッピングカート
  • ルミーズショッピングカート:ルミーズが開発したオープンソースのショッピングカート

「ネットショップオーナー」は、エックスサーバー・ABLENET・クローバーが、「ダヴィンチ・カート」はエックスサーバーとクローバー、「ルミーズショッピングカート」は WADAX で動作確認が行われています。

ただ、ルミーズショッピングカートは 2015年に販売が終了しており、ネットショップオーナーとダヴィンチ・カートも近年アップグレードされていないようなので、セキュリティの観点からいってもあまりおすすめできません。

ネットショップ向けのサービス 3つ

最後に「4.ネットショップ専用のサービスを借りる」で挙げた方法で利用するサービスについて紹介します。

ネットショップ向けのサービスも様々なものが提供されていますが、中でも人気のあるサービスを 3つ紹介したいと思います。

BASE(ベイス)

BASE は無料で簡単にネットショップが作成できるサービスです。

初期費用と月額費用が無料で、クレジットカード・銀行振込・コンビニ払いなどの決済も無料で使えます。アプリがあったり、別途ブログを作成して集客もできますので、幅広い層にアプローチできます。

何しろ、固定費用が無料なので、とりあえず始めてみたい、という人にはこの BASE(ベイス) が最もおすすめです。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、ロリポップの GMOペパボ株式会社が提供する、導入店舗数 No.1 のネットショップ専用サービスです。

初期費用・月額費用はかかりますが、高度な機能が利用できたり、専用のショッピングモールへの出店や Google ショッピングへの掲載サービスなど、集客にも大きな力を発揮してくれます。

自社の商品に商品力があり、しっかり集客して売り上げを上げていきたいのであれば、カラーミーショップは非常に役に立つサービスです。

Jimdo(ジンドゥー)

Jimdo はドイツのベンチャー企業が立ち上げたサービスで、マウスだけでサイトを作れてしまう、非常に簡単で便利なサービスです。

基本的にはどちらかというとサイト作成サービスと言えるかもしれませんが、ネットショップ向けの機能も充実しています。何より、とても簡単にブログなどを作れるところが大きな魅力です。

基本機能でブログなどを作るだけであれば無料でも利用できるので、Jimdo(ジンドゥー) の利用を検討しているのであれば、一度使ってみて、その使い心地を試してみるといいでしょう。

ネットショップを開設する方法とネットショップ向けのレンタルサーバーまとめ

以上、ネットショップを開設する方法とネットショップ向けのレンタルサーバーとネットショップ向けサービスについて解説しました。

ネットショップは実店舗を構えるよりもずっと費用を抑えることができるため、気軽に始めることができます。また、前述の CMS やネットショップ専用サービスを使うことで、初心者でも比較的簡単にサイトの構築を行えるでしょう。

簡単に始められる分だけ、集客などは簡単にはいかないと思いますが、ネットショップは固定費用が少なく抑えられるうえに、高い売り上げを上げられる可能性もありますので、ぜひチャレンジしてみましょう。

Want to share?

WRITER

TECH TRENDSは最新のインターネット・ウェブ業界情報について発信するナビゲーショナルメディア。IT業界におけるビジネス情報をはじめ、Web3.0、AIなどにも精通するメンバーが集まり、質の高い確かな情報を発信します。

目次