2016年8月29日に WADAX が PHP7.0 とPHPのバージョン選択機能を、9月7日にロリポップが PHP5.6(CGI版)をリリースしました。
今回は、以上 2つのレンタルサーバーの PHP バージョン関連のアップデートについてみてみたいと思います。
・WADAX「TypeS(シルバー)」の検証・評価レビュー
・ロリポップ「エンタープライズ」の検証・評価レビュー
WADAX の PHP7.0 への対応とバージョン選択機能
まず、WADAX ですが、レンタルサーバー各社で利用可能な PHP のバージョン比較(2016年4月)に書いていたように、以前は「PHP 5.3.3」のみが利用可能で、バージョンの変更機能はありませんでした。
今回は、PHP の最新バージョンである PHP7.0 を導入し、また PHP のバージョンも選択できるようになりました。これに伴い、デフォルトの PHP のバージョンも 5.6 に切り替わりました。
PHP バージョンの選択は、ドメインごとに設定が可能です。元々、WADAX のコントロールパネルはドメインごとに切り替えを行うシステムになっているため、自然といえば自然ですね。
また、もしディレクトリごとに PHP のバージョンを変更したい場合は、heteml のように「.htaccess」に記述して設定することで利用できるようになるようです。
ロリポップが「スタンダード/エンタープライズ」プランで「PHP5.6(CGI版)」の提供を開始
一方、ロリポップは、「スタンダード/エンタープライズ」プランで「PHP5.6(CGI版)」の提供を開始しました。
以前から PHP5.6 自体は利用できていたのですが、使えていたのはモジュール版で、今回は CGI 版が提供されたようです。
なお、下位の「エコノミー/ライト」プランに関しては、6月16日に「PHP5.6(CGI版)」を利用できるようになっています。(それまでは PHP5.6 は利用不可でした)
WADAXがPHP7とVer.選択機能+ロリポップがPHP5.6(CGI版)をリリースまとめ
以上、WADAX の PHP7.0 と PHP のバージョン選択機能、ロリポップ の PHP5.6(CGI版)リリースに関する情報をまとめてみました。
PHP7.0 と言えば、当サイトイチオシのエックスサーバーが、いち早く対応していましたが、他社でも対応する会社が増えてきましたね。
やはりパフォーマンスは上がると評判は高いので、WADAX で WordPress などを利用中の場合は PHP7.0 を利用を試してみるといいでしょう。残念ながら、ロリポップ!はまだ PHP7.0 には対応していませんので、早く対応してほしいですね。