7.独自ドメインを取得する前にチェックすべきポイント

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7.独自ドメインを取得する前にチェックすべきポイント

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これまでの説明で、ドメインの仕組みなどについては理解できて来たと思います。では次に、実際に独自ドメインを取得する前に、事前に把握しておいたほうがことがいくつかあります。

何も考えずにドメインを取得してしまうと、後々手間になることもありますので、以下の内容について一通り把握しておきましょう。

目次

独自ドメインが先か、レンタルサーバーが先か

まず、Webサイトを作ろうとする場合、ドメインとレンタルサーバーのどちらを先に選ぶべきでしょうか。

結論からいうと、まずレンタルサーバーから先に選んだほうがいいでしょう。

理由は後述しますが、レンタルサーバー会社の中には、レンタルサーバーと独自ドメインを同時に契約することが出来る会社があるからです。

選んだレンタルサーバー会社でドメインの同時契約も出来て、なおかつ不満もなければそのまま契約が出来ます。

もしレンタルサーバー会社がドメイン取得サービスを行っていなければ、レンタルサーバーの関連のドメイン取得サービスで取得すると DNS などの設定が楽に行えます。

もちろんメリットだけではなく、それなりにデメリットもあるのですが、先に他社で独自ドメインを取得してしまうと、選択の余地はありません。ですから、まずは使用するレンタルサーバーを選んでから、次にドメインをどこで取得するか考えましょう。

独自ドメインを取得する上での注意点

独自ドメインを取得する場合、レジストラかリセラーのどちらかから購入することになります。

独自ドメインは、いずれのレジストラ、リセラーで購入しても、ドメイン自体の品質は全く同じです。

そのため、つい価格の安いところで取得してしまうことが多いと思います。

実際独自ドメインの場合は、レンタルサーバーのように取得する会社により、使用するドメイン自体に差が生まれることはありませんので、それほど神経質になる必要はないと思います。ただ、万一トラブルが発生したときは、面倒なことになることが多いのもドメイン取得の問題点でもありますので、安易には選ばないほうがいいでしょう。

また、ドメインは1~2年に1度更新する必要がありますが、その支払いや管理などを行う面など手間に差が生じることがあります。

発生する可能性があるトラブルの例

  • レジストリへのドメイン申請手続きがきちんと行われなかったため、失効してしまった。(ドメインは、基本的に 1年または2年毎に更新手続きを行う必要がある)
  • ドメインを購入した会社が倒産し、連絡が取れなくなってしまったため、更新も移管も出来なくなった。
  • ドメインの期限が切れて失効した後に、再取得しようとしたら高額の手数料を要求された。
  • ドメイン取得時に「Whois情報公開代理」の設定をしなかったために、その後毎年料金が発生することになってしまった。

昔に比べると、現在はあまり深刻なケースは少なくなくなってはきていると思いますが、現実にあるトラブルです。必ずしも会社側の問題だけではなく、取得者側の責任である問題もあります。

ドメイン取得の2つの方法

上で少し触れたように、ドメインを取得するには、主にドメインのみを取得する方法と、レンタルサーバーとドメインをセットで同時に契約する方法があります。

ただ、レンタルサーバーとドメインをセットで契約する場合、それなりにメリット・デメリットがあります。以下に、思いつく例を挙げてみます。

レンタルサーバーとドメインを一緒に契約するメリット・デメリット

<メリット>

  • ネームサーバーの設定が不要、または設定が簡単
  • レンタルサーバーとドメインをまとめて支払いができる
  • サーバーと同じ画面で管理できる(ことが多い)ので、管理が楽
  • 更新忘れなどしにくい

<デメリット>

  • 価格は比較的高め
  • 自社のサーバーでしか独自ドメインを利用できないケースがある
  • Whois情報の代理公開をしていなかったり、一部のみの公開というケースがある
  • レンタルサーバーの契約を辞める時に、ドメインの移管が必要になるケースがあり、手間がかかる

個人的には、レンタルサーバーは将来的に引っ越しする可能性が割と高いので、ドメイン契約とレンタルサーバー契約は分けています。

そして、ドメインとサーバーの契約を分ける場合は、ドメインの契約はできるだけ一つの会社にしておくほうがいいでしょう。もし複数のドメインを別々の会社で取得すると、どのドメインがどこで管理しているかわからなくなったり、管理が煩雑になります。

もし、やむを得ず複数に分ける場合でも、2箇所くらいまでに抑えたほうがいいでしょう。

ドメインを無料で取得する方法

無料でドメインを取得する方法もあります。

それはレンタルサーバー会社が実施している、ドメイン無料のキャンペーンなどを利用することです。

レンタルサーバー会社の中には、レンタルサーバーを申し込むと、ドメインを1つ無料プレゼントしてもらえるサービスをしているところがあります。このサービスを利用することで、ドメインを無料で使うことが出来ます。

ただ、注意したいのは、レンタルサーバー会社によりサービス内容に違いがあることです。主に以下のようなパターンがあります。

  • 独自ドメインを一年中無料で取得できる
  • キャンペーン時のみ無料で取得できる
  • そのレンタルサーバーを利用している限りドメインの更新料がずっと無料
  • 初年度のみ無料で 2年目以降の更新料はかかる
  • レンタルサーバーで取り扱いが可能な独自ドメインはすべて無料で取得可能
  • 特定の独自ドメインのみ(例:「.org」「.info」のみなど)取得可能

また、初年度無料だからといってレンタルサーバー会社で取得後、2年目以降に安価な業者に移行しようとしたところ、移管手数料がかかり、その値段が2年分のドメイン料金を上回るということも普通にあります。

もし、ドメイン無料サービスを利用するのであれば、こういった細かい違いをきちんとチェックしておきましょう。

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